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豊森とは

「豊森」とは、豊田市・トヨタ自動車株式会社・NPO法人地域の未来・志援センターの協働のもと行う森林を活用した「人づくり」「地域づくり」「仕組みづくり」のプロジェクトです。
多様な人材の参画によって、森を中心とした自然生態系の利用を軸とする地域循環型・持続型社会の仕組みが生まれ、暮らしの中で人と人の心を結び直す「豊森モデル」を構築することを目指します。

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■森と共に生きる
いにしえより、人は森とともに生きてきました。
森の多様な生態系は人々の食糧を支え、
森から伐り出された木材は、常に暮らしの中にありました。
森の木は、薪や炭としてエネルギーの源となり、
森に降る雨は蓄えられ、清らかな水の供給源となってきました。
人は森の生態系の一部であり、
人の手が入ることで森に光が入り、生態系は保たれてきました。
森の恵みを受けてわたしたちは育まれ、
わたしたちの暮らしが森の活力をつくってきました。
ところが、高度成長期以降、人の暮らしは森から離れてしまいました。
戦後の拡大造林政策で植えられたスギ・ヒノキの人工林は、
間伐などの手入れがされないまま放置されました。
人々が山里と一次産業を捨てて都市に向かった結果、
森を守る人は急速に減少し、コミュニティは衰退し、森も荒れてゆきました。

■森の課題は、流域の課題・グローバルの課題
森の課題は、山里の課題にとどまりません。
都市が都市のみで存在し続けることはありえません。
上流域にある森や山里が存在して、はじめて、
都市生活者 および 都市産業の水、食糧、酸素が供給されます。
ところが、いまや、森の荒廃が都市災害の危機を引き起こしています。


プロジェクト名「豊森」の由来

トヨタ、豊田市、豊かな森。このプロジェクトが、今後どんどん日本社会の既成概念を鮮やかに覆していけるように、気骨や馬力を込めて漢字二文字、「豊森」と名づけました。明るく美しくしぶとく燃える、炭焼き小屋で生まれた炭火のように、みんなの心を温めて、日本という国を幸せにしてくれるプロジェクトになりますように。


「豊森」ロゴについて

■豊かさ。それは、森のリズムで暮らし続けられること。
toyo 里の近くには必ず薪炭林があった。
煮炊きする焚きものを伐り、暖をとる炭を焼くための雑木林。
暮らすためにブナやシイやカシの木を切る。
切り株からひこばえが伸びる。
15年ほど経てば再び、成長したひこばえが、薪や炭になって暮らしを暖めてくれた。
不思議なものでそれらの木々は、切り頃を過ぎて大きくなってしまうと、
炭に適さぬようになり、虫に喰われ易くなり、ひこばえが生えなくなるという。
人の営みがあってこそ、森は豊かに繁っていられる。
森のリズムに合わせればこそ、人は暮らしを続けていける。
そんな関係をもう一度つくるのが、私たちひこばえの、しごとだとおもう。

<design concept>
人が伐採することで萌芽更新し、再生可能エネルギーとなる薪炭林。
森と人との持続可能な営みのシンボルとして、カシの切り株とひこばえを表現しました。
さらに、切り株から育つ若木であるひこばえは、
このプロジェクトで育つ新たな人材の成長を祝福しています。


■私たちと森をつなぐもの。それは、水。
toyo 山岳信仰の歴史は深い。
人はいつの時代も、自らを生かしめるものの方を見て暮らしている。
最近は、お金が人を生かしめるということで、まちの方ばかりが気になるが、
それまでの長い間は、お山さんが生かしてくれている、というのが常識だったようだ。
豊かな森が蓄えた、栄養たっぷりの水が、田や畑を潤してくれるので、
今日もおまんまがいただける。お山さんありがとう。そんな気持ちを想像してみる。
もう一度、山の方を向いて暮らす日は近いだろう。
しかしそのとき、山は、森は、優しく我々を生かしめてくれるものだろうか?
自分が大変なときに、人のことなんかにかまけていられるだろうか?
まずは、お山さんに会いに行ってみよう。
目の前を流れる川を遡れば、迷わないで行けるはず。

<design concept>
都市に暮らす人にとって、森に関わる必然性は、川につきます。
下流都市と上流農村が連携する、流域圏での問題解決を表現するため、
森の木の中に水を隠しました。