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今回の卒塾生の活動紹介は、二期生の榎本さんです。

榎本さんは、トザキケイコさんとご夫婦で塾に参加されていました。

榎本さんは、卒塾発表でコミットした「gofuku」を貫き活動されています。

http://gofuku-enomoto.jimdo.com

現代アート作家のトザキさんは、地元の岐阜をはじめ各所で素敵な

個展を開かれています。http://tozakikeiko.jimdo.com

豊田市以外でも活躍されている卒塾生の活動をご覧ください。

 

「生きること」と「働くこと」

 

 二期生として、豊森なりわい塾に通わせていただいた榎本です。

豊森なりわい塾の二年間で、一番僕が印象に残っているのは、

「昔は『生きること』と『働くこと』が同義だった」という言葉でした。

「自分が生きることに自分で責任を持つ。」そんな意味も含まれて

いるのかなとも思っています。

 

 僕は大学卒業後、TVCMプロダクションやデザイン事務所で、

広告制作において予算やスケジュールを管理する仕事に就きました。



榎本さん.jpg

 

ご縁があって、現代アートの作家活動を続ける妻・トザキケイコhttp://tozakikeiko.jimdo.com)と

結婚をすることになり、生設計の中で「アーティストのパートナー」あることに向き合わざる得なく

なりました。

 自然物を取り入れて作品を作るトザキの影響も大きかったのか、結婚後は、勤めていた会社

からフリーランスのような形にしていただいて事をさせてもらいながら、少しでも自分たちの

食べる分を作れたらいなと畑仕事をならってみたり、トザキの活動をサポートしたり、

どうしたら「生きていく力」を身につけられるだろうか、そんなことをえていました。


 そして、収入のあり方、住処など生活基盤を模索する中で、豊森なりわい塾と出会い、

二年間でとてもたくさんのものをけ取ることができました。

 卒塾後は、トザキと一緒に、改めて、僕なりの「生きること=働くこと」を目指して暮らして

います。「地域に根ざした豊森的な生き方」とは少し遠いかもしれませんが、身の回りのご縁

であったり、自分たちが 持っているスキルであったりを大切にして、なるべく小さな活動に

たくさん関わりながら暮らしを積み上げていきたいと思っています。



 「多業」とか、「三万円ビジネス」とか、「現代の百姓」とか、「半農半X」とか、

「少量多品目」とか、そんなキーワードに惹かれているのですが、結局何をしている人なのか

自分でもよくわからなくなっちゃっているので、豊森なりわい塾第二期の卒塾発表を機に、

恥ずかしながら、自分の活動の全体をくくる屋号を定めてみました。

自分自身が立ち戻る場所として、ルーツの一つである「呉服の榎本」からとって、「gofuku

としています。ご先祖様から預かった「いのち」の象徴として、この名前を引き継いでいければ

と考えています。

 簡単なホームページも作ってあるので、もしご興味ある方がいれば、

ご覧ください。http://gofuku-enomoto.jimdo.com


 具体的に何をしているかというと、

トザキの活動のサポート(個展の搬入・抽象的な話をただただ聞く・作品集の出版・制作中

家事全般・・・)をしたり、

名古屋の歴史・文化に関わるプロジェクトや常滑のクラフトイベントや小水力発電のイベント

のお手伝いをしたり、

知人の店舗の活用方法を考えたり、

三万円ビジネスとしてアートプロジェクトを企画して企画倒れになったり、

糖尿病が発覚してダイエットした体を維持していたり、

GMの就任を喜んだり、

福島で活動する知人のご縁で貴重な体験をさせてもらったり、

お借りしている畑で野菜づくりのまねごとをしてみたり、

ミュージシャンの知人が始めた20反の田んぼを手伝わないかと誘われたり、

地元の半田のおまつりに参加させてもらったり、

坐禅をしてみたり、

甥や姪と遊んだり、

猫と遊んだり。

「特別なことは何もできないのだけれど、何でもやる人」そんな風になれたらいいなと

思っていますが、なかなかバランスを取るのが難しいです。

 

 まわりの方々にご迷惑をおかけしながら、まわりの方々のご理解があってこその、

こんな僕たちの在り方なので、なんらか社会に還元しないといけないと思ってはいるのですが、

これもなかなか難しいです。

 これからの社会の中で必要になるであろう「自分たちに誠実に向き合って、暮らし・稼ぎ・務め

のバランスをとること」のちょっとしたモデル、まずはそこを目指せればと思っています。

 

 働きだして10年間、先達が作ってくれた「お金のサイクル」がある土台の上で僕なりに

一生懸命やってきました。元々の職業柄ということもあると思うのですが、今までは、自分の

仕事に対してプロフェッショナルとしての責任をもつことにかなり意識的で、「自分のやりたい

ことをしたい」なんてのはオコガマしくて、求められることに求められる条件の中で精一杯応える、

それでこそ人生における大切な仕事と思っていました。

自分よりも社会や世界に重きを置いていて、その中で自律的に生まれるべくして生まれてくる

事物そのものを「待つしかない」というスタンスを取り過ぎていたのかもしれません。


 ただ、最近になってようやく、そればかりじゃないのかなぁと思えるようになってきました。

気づけば30代も半ばを過ぎ、最近は、「やりたいことがたくさんある」とか、

「自分自身の責任でやらないといけないことがある」とか、

「お金のサイクルの手前からはじめていかないといけない」とか、

そんな風に思うようになってきました。


 「ボランティア」という言葉の本当の意味がちょっとずつわかりかけてきた、そんな感じかも

しれません。「待つしかない」が基本的なスタンスなのですが、ただ待っているだけではきっと

足りなくて、自分から出向いていくこと、感性を研ぎ澄ますこと、様々な角度から見つめること、

真剣に向き合うこと、自(おのずか)らである前に自(みずか)らであることそうすることが実は

「待つ」ということなのかなと思い始めているところです。まだまだ仮説で、整理は出来ていまんが。


 雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、東ニ西ニ北ニ南ニオロオロアルク。

そんなデクノボーのような先輩たちを尊いなぁと思ってしまう悪い癖(笑)があるので、

今後あと10年くらいは、なるべく、そんな風に、働いて生きていきたいなぁと、最近は思っています。

 

 なんだか、とりとめもない文書になってしまい、スミマセン。。。。

豊森なりわい塾は、こんなことを好き勝手しゃべってても大丈夫な塾でした。

みなさま、どうぞ、第四期もよろしくお願いいたします!




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