講座報告
2020年7月19日(日)13:30~16:00
豊田市青少年センター
目的/ねらい
1) レクチャーを通して、地域・社会そして足元を見つめる。
2) 「買うから作るへ」それぞれの暮らしや今の社会の中で自給の可能性について考える。
3) 奪い合いの経済ではなく、分かち合いの自給(自助・共助含む)について考える。
   1日目  2日目
午前
午後 あいさつ
ZOOMレクチャー(スタッフ田中)
レクチャー「〇〇が自給を可能にする」
  講師:駒宮博男
質疑応答・感想

資料 20200823駒宮先生レクチャー.pdf
のべ29名

7/19に予定していた卒塾生向けオンラインコンテンツ第2回豊森サロン。

1か月延期させていただき、猛暑真っただ中の8/23に開催しました!

事務局スタッフが会場の豊田市青少年センターより発信。

今回のテーマは『コロナ時代から「愛と自給を考える」』。

第2回スケジュール.png

のテーマにはスタッフ中川の思い入れが。

中川0.png

第1回に続きご参加いただいた方も、今回が初参加の方も含め、

平均で26名の参加がありました。

前回のサロンで「ZOOMはまだ慣れないなぁ」というご感想をいただいたので、

最初にスタッフ田中によるZOOMレクチャーを行いました。

これでご参加の皆さんのお名前表示が「〇期△△」となり、

質問やつぶやきをチャットにご記入いただけるようになりました。

田中3.png


参加お申込みアンケートの結果の一部もシェアさせていただきました。

やってる自給.png

やはりみなさん、食に関連する自給されている方が多いですね。

やりたい自給.png

これからやりたい自給も食に関することが圧倒的に多く、次いで電力、家屋、

福祉や教育という声もきかれました。

課題解決したいこと.png

いま抱えている課題については、教育・自給・高齢化などがあがりました。

今後のサロンで一緒に考えていきたいテーマです。


2か月ぶりの渋澤先生より、近況についてのお話も...って、んん?!

後ろにいるのは中トトロと小トトロじゃないですかっ!

バーチャル背景ですが、渋澤先生、やたら似合っています。。。

渋澤0 (2).png

東京というコロナ禍の現場で、公共交通機関を避け自転車や徒歩移動をし、

6か月間自身の身体と向き合ったという渋澤先生。よりスリムに健康体に!

「肉体維持=生きること」を実感する日々だったそう。


「長年続けている《聞き書き甲子園》も中止になった。しかし事務局会議はできる。

聞き書きと会議との差は何か。私たちがオンラインで受け取る文字・音声・画像は

デジタル情報に変換されたもの。面と向かったコミュニケーションは文字や言葉を

超えた暗黙知・非認知的要因で理解し合うことだ。聞き書きには、これが要不可

欠だということ。

 コロナ禍において、自分のもつ基礎的な知識による判断ではなく、情緒的な

同調圧力による行動、他者を責めるような言動が起きている。情緒で人は生きて

いるとつくづく感じた。

 東京は濃厚接触者のそのまた濃厚接触者がまわりにいくらでもおり、コロナが

迫ってきている感覚だ。人類全体として社会の軌道修正をする最後のチャンスだと

思うが、東京の人はこれをやり過ごし、元に戻ろうとしている。さらにはコロナ対策で

バブル状態に近づきつつある。<気づかず><同調する>ことの怖さを感じている。」

と、思考停止の危機感についてお話されました。


鈴木2.png

自身も山村在住者である、おいでん・さんそんセンターの鈴木センター長からは

「前回もお話したが、山村地域への真剣な相談が増えている。

 コロナに関しては身近にも感染者が出たりして、田舎は情報が広まるのが

早いので、例えばコロナ警察とかではない雰囲気にしていくにはどうしたらいいか

なと考えている。

 昨年、《自給家族》の取組をクラウドファンディングから始めた。これは地域支援

型農業=CSA(Community Supported Agriculture)で、196人から230万円の

支援をいただいた。現在契約家族は40家族。荒れるはずだった耕作地2haが

守られたことになる。米の供給は11月からを予定しているが、収穫が終わるまで、

台風や獣害など心配は尽きない。先払いで支援していただくというのは、債務を

抱えるようなものでもあり、プレッシャーをすごく感じている」と、よろずよしの取り組み

への責任感を語られました。


続いて、お待ちかねの駒宮先生のレクチャーです!

tinyhouse2.jpg

ご自宅に隣接してセルフビルドされたタイニーハウスから発信!!

駒宮レク題字.png

お金があっても、マスクや消毒薬が店頭で購入できない。

私たちは「作り手」ではなく「消費者」なのだと実感したコロナ禍。

タイでは故プミポン国王の「自足経済」の考え方をベースに、

コロナ対策として自家菜園を推奨し、なんと目標90%以上達成!

さらに、駒宮先生ご自身の、かなり自給度が高い暮らしの実体験から

衣食住・教育の自給の可能性とはのお話。

駒宮先生2 (2).pngのサムネイル画像

自給と自足の概念とは。自給は簡単、自足は困難。

世界の70%は自給的な暮らしをしているが、自給・贈与・交換は

GDPへの影響はゼロ。その人達が土地を奪われ、都市に流入し、

スラム街で1ドルでも稼げばGDPにカウントされる⇒GDPの考え方が

そもそも間違っているのでは。

「分を知り、しかる後に足るを知る」欲を抑制してこそ、大人の社会。

欲を無限に拡大していく経済の在り方が問題。

幸せの尺度とは。

自給を考えると、様々な面で、人と人、人と自然の関係性を取り戻すことに

つながる。そして、〇〇が必要なことに気づく。

結局必要なのは〇〇.png

みなさんは〇〇に何が入るか、わかりましたか?

「買うから作るへ。できるところからはじめよう。

お金のために働かない勇気を持とう。

私は消費者ではない。アーティスト、詩人、作り手だと宣言しよう。」

byサティシュ・クマール

(詳細については添付のパワーポイント資料をご覧ください。)


その後はご参加の皆さんと、質疑応答と感想の共有を。

休憩をはさむことも忘れる(涙)ほどに、みなさん熱く語ってくださり、

時間延長をさせていただきました。

参加者のみなさんからは駒宮先生や塾生仲間の「変態力」賛美と、

それぞれの卒塾後の多様な活動報告も。

「できるところからやってみる」

「普段目にしないタイなどのデータはやはり駒宮先生のレクチャーならでは」

「日々、仕事でお金を稼ぐことと、やりたいと思っている自給的な生活との

バランスが難しい。」

「都市と田舎のいいとこどりでワーケーションや2拠点居住を考えたい」

「教育の自治を目指したいかどうしたらいいか思案中」

などの声が聴かれました。


また、今回は卒塾後の活動の仲間やスタッフ募集の告知タイムを設け、

9期の今枝稚加良さんが、卒塾レポートで発表した「食の家族」について

プレゼン。食をど真ん中に据えたコミュニティを目指し、任意団体を立ち上げ、

種まきから農に関わり収穫や食卓まで共有する仲間を募りました。

今枝さん.png

開催後のアンケートには名乗りをあげる卒塾生多数。

これから広がる活動に引き続き注目&応援していきたいです!

「食の共有をなくしたら、人ではなくなる」by渋澤先生


駒宮先生より「草の根の活動をどう展開していくか。れを行政がどう

支援していくかが重要。これまでお金を出してうだけ・行政に任せっきりに

するなど他人任せにしてきた生活を、どう自分の手に、地域に取り戻すか。

それが自治だ。豊森サロンは5回を通して卒塾生と共に考えていきたい」

と結びました。

駒宮1.png

眼鏡にタイニーハウス窓外の田園風景が映り込む駒宮先生。


長い時間にわたり、みなさんのお声をきかせていただき、ありがとうございました。

次回はちゃんと、休憩時間を取ります(汗!!

このあと19時からは『Let'sらON飲み』と題し、サロン後恒例のオンライン

飲み会を開催。今回もサロンで話し足りなかった話題で盛り上がりました☆


第3回豊森サロンは9月20日(日)開催!

オンラインと会場と、ハイブリッドな展開にチャレンジします!

卒塾生のみなさんのご参加をお待ちしております!


(事務局 松本)







 



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