講座報告
2020年6月20日(土) 13:30~16:00
発信会場:豊田市青少年センター(和室)
目的/ねらい
テーマ:『with/afterコロナの新しい生き方のヒントを探る!』
   1日目  2日目
午前
午後 13:30~14:30  あいさつ
        アンケート結果
        豊森トーク

14:40~15:10 グループトーク

15:10~15:45 全体共有

15:50     終了

資料 20200620第1回豊森サロンPDF.pdf
約45名(途中入退室含む)

お久しぶりです。

コロナ禍にあって更に豪雨災害。
各地の被災者のみなさまには心からお見舞い申し上げます。

さて、先般ご案内致しました通り、第10期豊森なりわい塾は中止となりましたが、
ここで歩みを止める豊森ではございません。
この時代にあってこそ、豊森で発信できるものは?と模索しております。

今期は卒塾生対象のオンラインコンテンツ「豊森サロン」を企画しました。
豊森でオンライン??対面じゃないの???と思われるかもしれませんが、
そこは一年間を共に過ごす経験をした豊森仲間同士という事で!!

第1回豊森サロン開催に先立ち、
第1期から第9期まで11年間の卒塾生221名に対し、
「卒塾生一斉アンケート」を実施しました。

アンケートでは
「豊森受講前後で自身のライフスタイルに変化があったか」
「コロナ禍で自身のライフスタイルに変化があったか」
コロナ禍で豊森の学びが何か役になったことがあったか」など、
具体的に卒塾生の現在についてお訊きしました。

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アンケートには実に卒塾生の半数近い109名からご回答をいただきました。
みなさまお忙しい中、ご協力ありがとうございました!
(ん?そんなのあったっけ?という卒塾生の方は、各期のメーリングリストがアドレスの変更など、なんらかの理由でご案内ができていない事が考えられます!どうぞ今後のためにも一度,事務局へご一報くださいませ!→info@toyomori.org)

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1回豊森サロンには、アンケートのご回答も参考にさせていただきました。
第1回目のテーマは『with/afterコロナの新しい生き方のヒントを探る!』と題し、
今まさにコロナ禍の東京で生活する渋澤先生、
恵那の山村でコロナ禍と無縁の生活を送る駒宮先生、
豊田市山村地域でコロナ禍の困りごと解決に尽力する
おいでん・さんそんセンターの鈴木センター長、
そして事務局の中川が進行を務め、それぞれの現在をお聴きしました。

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コロナでめっきり飲み会が減り、お肌つやつや&ぐっとスリムになった渋澤先生。
駒宮先生は農作業の時間が増えたとか。日焼けが眩しい!

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昨年度から事務局を務めるおいでん・さんそんセンターの鈴木センター長。

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事務局の中川も勿論、健在です!

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渋澤先生からは
「3.11の時にもみんな考えていたことだが、当時は被災地と被災地以外の地域でやはり壁があったのかなという気がする。今回のコロナに関しては全員がある意味被害者になったわけで、ひとつのこれからの生き方・社会の在り方を考えるいい機会になったのではと思う。
 みんな、サービスを受けることに慣れてしまっていて、それが当たり前であり権利であって、自分からどういう風に局面を理解し行動していくべきか判断するという能力が、すっごく無くなってしまったんだな、と感じた。全員が人の判断を求めるというような社会に逆戻りしたということはとても驚きだった。」
と、人々の現状について危機感を感じたお話が。
(バック映像に疑問を持たれた方は鋭い!バーチャル背景は、先生が講師を務める某大学の教室なんだとか)

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駒宮先生からは
リーマンでも3・11でも変われなかった。今回変われなかったらお終い、というのが私の直感的な考え方だ。ひとつはグローバリゼーションをもう一度考え直す必要があるだろう。抜本的な改革をしなくてはいけない。
 経団連で週休3日といい始めているので、もう一般的になっていくのでは。アルバイト・副業についてもこれから可能になってくる。そうしないと大変な人数の失業者が出てしまう。ぜひこれを機会に豊田の山村部でも恵那の山村部にでもお越しいただければおもしろいと思う。」
と、働き方についてや、地球上の人間の在り方のお話が。

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鈴木センター長からは
「旭地区では販路を失った70俵のお米を、センターが間に入ることで、市街地で70俵を売り切り、更に販売作業では豊森5期生の今枝(旧姓林)さんが代表を務める就労支援施設と協働することもでき、つながりを活かすことができた。
 また、主に飲食店へ多品目少量を納品していた中山間地の小規模農家も注文減にあえいでいたが、センターに相談をしてくれたことで市街地の小売店への販路を紹介でき、加えて、これを機に小規模農家の応援サイトをセンターでバックアップする取り組みが始まった。」
と、おいでん・さんそんセンターとして、山村地域におけるコロナ禍にいかに関わり、解決の橋渡しをしていくかという課題と、実際につながりを活かした課題解決の例についてお話がありました。

休憩タイムを挟み、豊森恒例のグループトークの時間も設けました。ZOOMのブレイクアウトルームを活用し、オンラインでグループトーク。それぞれのグループには代表として卒塾生にもお手伝いいただき、STAYHOMEで閉じこもりがちだった卒塾生のみなさんも、久ぶりのお顔と声とをお互いに喜び合う時間になりました。


お題は「コロナ禍について、実際みなさんどうですか?」
トークタイムの後は、それぞれのグループで話し合ったことについて代表者が発表をしてくれました。

「仕事や住んでいる場所によって、コロナの影響はずいぶん大きく違うかなという印象だ。」

「みなさん境遇は違えど共通していたのは、コロナでできないことは大なり小なりあったが、みな前向きにとらえることができていた。これはできなかったけどこれはできたとか、見方をこう変えたとか、畑作業する時間が在宅ワークのおかげで増えたとか、自分のためになることをいろいろやって見つけてやっていた感じだった。それは卒塾生だということも、豊森を通してそういう考え方になった人もいたのかなと感じた。」

「コロナの影響で変わったご意見は、会社員の大方はテレワークでの変化が多くて、一方で山村部の方は生活に変化がない。変化の中でオンラインミーティングやテレワークがなかなかこれまでは浸透しなかったところ、今は一般の人たちもオンラインミーティングで普通に交流し合う形が生まれてきてるのは大きな変化だ。
 これから今まで変だったのに変えてなかったことがコロナきっかけであぶりだされて、考えていかなくちゃいけないこと、新たな気づきがあったようだ。緊急事態宣言が解除されて何となくもう戻っていいんだよ~って雰囲気になった時に、いま変だと感じていたことも元に戻っちゃう危険性もあるのでは、という意見があった。」

などと、グループでの話し合いをまとめてくれました。
これを受け、講師陣からは以下ようなまとめのコメントが寄せられました。

鈴木センター長「一斉アンケートでも37人の人がコロナ禍で生活に変化が無いと回答していて、豊森おそるべし、いいなぁと思った。2030年までにSDGsのように変わらなければ子孫たちが生きていけないといわれているので、このコロナショックを乗り越えて変化を期待する。」

渋澤先生「実は昨日、私は岡山県の真庭からこちらへ来たのだが、真庭はもともと里山資本主義で自分たちのエネルギーは自分たちで確保して、食料も確保して、内部経済をどうやって回していくかという形で地域づくりをしてきた。そのシステムの強靭さというか、それで全部が通用するわけではないが、少なくともこういったコロナのような時に、レジリエンス(事務局注:適応可能な能力、復元力)みたいなものはものすごくあるなと痛切に思った。」

駒宮先生「やはりこういう事態が起こると、弱い人からどんどんどんどんダメージを受けてしまう。これはいかに社会が不完全であるかを物語っている。ぜひこれを契機に変わるといい。自治がどれだけこれから確立されていくかというのが一番重要なポイントだ。ただ、自治は行政が指導してもできない。一番悲しいのは自治の心をみんなが喪っちゃってること。自治とは要望書を書いて陳情することではない。これは若い人たちのセンスで変えていくしかないのでは。」

これらのコメントを受け、司会の中川は
「移住=生き方というのは、本当に豊森の考え方だと思う。こういった基本的なテーマも今後深めていけるといい。塾生が200人いて、一番古い人が10年前。50人近く参加してくれて、期を超えてこうやって交じり合う機会をもてたのはコロナのおかげで面白かったと思う。これもひとつのステップとして、一方的に情報を流すというのではなく情報交流していくというのが、この豊森サロンの目的だ。次回もこんな感じになると思いますので、是非次回もご参加を。」と締めくくりました。

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慣れないオンライン発信にスタッフも四苦八苦!途中、お見苦しい点・お聞き苦しい点が多々ありましたことを、深くお詫び申し上げます。
温かい目で見守ってくださった卒塾生のみなさまに心から感謝です!

この後、19時からは『Let'sらON飲み♪』と題し、オンライン飲み会を開催☆
なんと!豊森開講時から関わってくださる太田豊田市長も加わり、フランクな意見交換&親睦を深めることができました。

次回豊森サロンは7月19日(日)を予定しています。(オン飲みもやります!)
参加ご希望の卒塾生は、各期メーリングリストに添付の応募フォームからお申し込みください。(勝手ながらご参加は卒塾生に限らせていただいておりますが、年明けに一般の方もご参加いただける公開講座を予定しています。)
また皆さんにお目にかかれるのを楽しみにしています。

事務局 松本




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