講座報告
2018年12月15日(土)10:00~16:30/2018年12月16日(日)10:00~16:30
1日目:崇化館交流館/2日目:旭交流館
目的/ねらい
1)農山村地域の課題に目を向け、中間支援機能のあり方や意義を学ぶ。
2)衣食住の「衣」の現状と課題について学び、「衣」の地産地消の可能性を考える。
3)全員で手を動かすことで、終盤に向けての一体感を育む。
   1日目  2日目
午前 レクチャー「適正技術とマインドギャップ -暮らしをつくるとは?-」 駒宮博男 レクチャー「衣と繊維の地産を考える -ガラ紡の取り組みから-」(有)ファナビス 稲垣光威さん
手仕事ワークショップ「糸紡ぎ」
午後 ・事例紹介「下山地区の現状と課題」下山地区 松田敏明さん
・事例紹介「中間支援とは、その成果と課題」 (一社)おいでん・さんそん代表理事 鈴木辰吉さん
手仕事ワークショップ「しめ縄・しめ飾りづくり」 二期)北崎敏明さん

資料 添付資料3_おいでんさんそんセンター鈴木辰吉さん_資料.pdf 添付資料2_豊森8期12月(適性技術).pdf
1日目:31名(ゲスト:2名)/2日目:29名(ゲスト:3名)

12月15日、16日に第8回講座を行いました。
今回も先月に引き続き「地域」がテーマです。
何故、日本の農山村は過疎化したのか、住民や自治体はどう思っているのか、これからどうしていくのか、を考えます。
とかく、この話題に向き合うと、農山村とそこに住む人の問題であり、まちに住む人は交流者や関係者として関わって、助けてあげよう、という発想になりがちですが、都市か農山村か、という二元論ではなく、自分の生き方・暮らし方として捉えて欲しいという狙いがあります。

・駒宮さんの「適正技術」について、いろいろな事例を交えてのレクチャーから、改めて高度経済成長時代から最近のIT社会時代に開発された便利な道具やサービスに依存しているのが現代の生活であることを再認識させられました。

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・そのあと、フィールドワークでお世話になっている下山神殿町の松田さんから地域の過疎化・高齢化の切実な課題を説明いただき、いまの便利な都会型の社会は農山村の衰退の上にあることを実感しました。反面、地域を維持していきたいという地域リーダー的な松田さんの熱意もしっかりと伝えていただきました。

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・また、おいでん・さんそん代表理事の鈴木辰吉さんから、中間支援組織としてのおいでん・さんそんセンターの成り立ちから、組織の意味、地域の課題に対する事業が回り始めていくプロセスを説明いただき、地域づくりにおける中間支援組織のシステムだけでなく、その大切さや、鈴木さんの想いやアイデアから地域づくりのキーマンの姿を伝えていただいました。

辰吉さん.jpg 辰吉さん2.jpg

 
・1日目の講座のあとは、忘年会で盛り上がりました。
1年間の講座の後半は、塾生同士で議論するグループワークも多く、すっかり打ち解けて、卒塾に向けて新しい展開の芽が生まれそうな雰囲気がします。

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・2日目は毎年恒例となった、ファナビスの稲垣さん、三期生の野々山さんによる「衣」の講座とガラ紡のワークショップです。
「衣」が自分でつくる、国内で作ることから、かなりかけ離れているテーマであることを実感します。わかっていても、食や農のように、自分でつくったり、生産者が見える範囲で手に入れることは簡単ではないですが、「衣」の現状が理解するきっかけとなりました。

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・本年最後のプログラムは手仕事ワークショップです。
前半は、「糸紡ぎ」。綿をほぐし、撚りを入れて、糸にしていくことを体験します。
撚りを入れると、綿の繊維が絡まって糸になってつながっていく、それが自分の手でやれることがとても面白く、夢中になりました。
 後半はしめ縄・しめ飾り作りです。日本古来からの暮らしの習慣であるお正月に飾るしめ飾りを年の瀬につくりましょう、というプログラムです。ワラを撚って縄にするのは、初心者にはなかなかむつかしい手業ですが、二人ペアになって綯うことで、完成度の高いしめ飾りができました。
 みんなでワイワイ言いながら、手仕事してモノを作っていく、とても穏やかでほんのりした空間になりました。今もまだ、神社や自宅のしめ縄作りを共同でやっている地域がありますが、しめ縄をみんなで作って飾るといいうことは、それが義務だからというより、意味さえ考えない必然なことで、それが地域が元気な証なのかも知れないということが、少し感じられたワークショップでした。

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・今月のとよもり食堂はなんとつきたてのお餅。駒宮さんちで収穫したもち米を蒸して、餅つきしてくれました。それに添える手づくりのきな粉や餡子、お漬物など、手の込んだ食材に毎回お腹が癒されます。感謝!

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8期も講座はあと1月を1回残すだけとなりました。
2月は発表会、3月は卒塾式です。














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