講座報告
2017年7月22日(土)10:00~16:00/2017年7月23日(日)9:30~17:00
1日目:豊田市生涯学習センター・足助交流館/2日目:豊田市生涯学習センター・崇化館交流館
目的/ねらい
1) 食によって身体がつくられ、生きているという事実を改めて確認する
2) 生きるための食と、そのための農が、どのような思いと労力の下に成り立ってきたかを知る
現在、農をベースにした事業で生計を立てている方の思いを伺い、いまの日本、あるいは地域の食と農、農業を取り巻く現状について知る
得られた知見、感じたことをベースに、塾生一人ひとりが食と農に対してどのように向き合ってゆくかを考えてもらう
   1日目  2日目
午前 レクチャー「食と農を考える」駒宮博男 フィールドワーク1のまとめ・発表
午後 フィールドワーク1「生きるための食と農」 フィールドワーク2「いま、農をベースにどう生きるか」
レクチャー「食と農の自分史」澁澤寿一

資料 食と農を考える(駒宮).pdf 食と農の自分史(澁澤).pdf
1日目:31名/2日目:31名

第3回講座は「食と農」です。

初回講座で地域の景観を見て、
第2回講座は地域の暮らしを支えるベースである「森林」を見ました。
第3回講座は山から里に下り、「食と農」について考えます。


初日の開始は「生きるための食と農」と題し、講師の駒宮からのレクチャーでした。
・日本人の食と農の変化
・稲作のいろは
・基幹作物と換金作物
・食と農の分離
といった内容のレクチャーです。

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食べることで身体がつくられるという改めて考えると当たり前なことを押さえ、
現代に生きる私たちの食べ物がどこで、どうやって作られているかといったロジカルでマクロなお話から、
実際にコメをつくる過程のお話など、ミクロな現場の体験に基づくお話まで、
短時間ですが濃いレクチャーをいただきました。
 
 
 
 
午後はかつて、生きることと食べること、働くことが同じことだった時代を生きた方々で、
いまも食と農を暮らしの当たり前の要素として生きていらっしゃる、
中山間地の高齢者の方々にお会いして、お話を伺いました。
訪問先は5月と同様の4集落、伊熊・惣田(旭)、押山(稲武)、和合・神殿(下山)です。
 
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当然ながらお話は食と農に関する現況調査にとどまらず、
時代との変化の中でどう生きてこられ、何を感じてこられたか、というお話もまた伺うことになります。
コメ、ムギ、ダイズといった生きるために必要なものを作り、加工していく時代から、
サラリーマンとなって買って食べる生活が中心となりながらも、
田畑は続けて、農作業の手間を減らすために機械化・耕地整理を行う。
減反と価格低下で作っても赤字。それでも田畑は続けるのはなぜかを塾生には考えていただきました。
f.w.で感じたことをグループごとに話し合って掘り下げ、二日目の午前中に発表を行いました。
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午後からはまたフィールドワークに出かけました。
二日目のフィールドワークは、初日とは打って変わって、いま「農」を事業として、あるいは生き方として取り組まれ、
生計を立てていらっしゃる若い世代の方として、
松平の松本自然農園さんと、猿投の農業生産法人みどりの里さんを訪問させていただきました。
農業を志され、現在まで至る経緯や、「農」をベースに何がどこまできるかという可能性(あるいは困難性・課題)などを、
実際に地に足を付けた取り組みをされている方の姿から、学ばせていただきました。
講師の方々がそれぞれの信念や哲学を、事業を通して体現されている様を、塾生は伺うことができました。

その後、まとめのレクチャーとして、塾長・澁澤がレクチャーを行いました。
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二日間フィールドワークで移動が多くて大変でしたが、
自分の暮らしと、生きるということ、食べるということを改めて見つめなおすには、
とても刺激的な二日間になったと思います。

ご協力いただいた地域の方々、そして松本さん、みどりの里・野中さん、
そしておいしいお昼ご飯を作ってくださった卒塾生(とよもり食堂)のみなさん、
ありがとうございました。


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