講座報告
2016年5月28日(土)10:00~16:30/2016年5月29日(日)10:00~16:30
1日目:豊田市生涯学習センター旭交流館/2日目:築羽農村環境改善センター築羽会館
目的/ねらい
1) 豊森なりわい塾の趣旨と、一年を共にするメンバーを確認する
2) 集落を歩きながら五感で感じ、景観がこれまでの暮らしの積み重ねであることを理解し、暮らしを支えてきた技や知恵、心に思いを馳せる
   1日目  2日目
午前 第六期豊森なりわい塾入塾式
レクチャー「旭地区の紹介」(早川)
レクチャー「豊森が目指すもの」(澁澤)
グループワーク「地元学のまとめ、気付きの共有」
午後 フィールドワーク「地元学〜あるくみるきく〜」 グループ発表
レクチャー「今なぜ地域か」(駒宮)

資料 豊森レクチャー「豊森の目指すもの」(澁澤).pdf レクチャー「地域とは何か」(駒宮).pdf
1日目:42名/2日目:38名

 平成28年5月28日に第六期となる豊森なりわい塾が開講しました!

豊森が始まってからはや8年。フィールドワークで関わる豊田市旭地区とは、5年のお付き合いになりました。

第六期豊森なりわい塾には40名を超える方からのご応募をいただき、
最終的に男性17名、女性13名の計30名の方と一緒にスタートします。
今年の塾生は、全体で年代、男女比ともバランスよく、豊田市在住の参加者が多いのが特徴です。
また、街の人ばかりではなく、旭、小原、新城など既に田舎での暮らしをされている方も数名参加してくれており、 
様々な人の交流が生まれそうで楽しみです。 
月1回2日間の短い時間ですが、これからの時代の中での生き方、働き方を見つめなおし、みんなで考える「場」を
作っていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。


1日目、午前中は例年通り入塾式を開催しました。
主催者(澁澤実行委員長、トヨタ自動車、豊田市)からの挨拶のほかに
これからお世話になる築羽自治区の区長 松嶋利光さん
おいでんさんそんセンターの鈴木辰吉さんからそれぞれ、
塾生に対する期待とともにご挨拶を頂きました。

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また塾生からは、これからの抱負として、白川佳宏さんから
豊森に参加したきっかけ、これから取り組みたいことなど熱く語っていただきました。

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最後に集合写真を取り、早速講座に移ります。

はじめに、これから様々な場面で学びのフィールドとなる旭地区について、
豊田市旭支所の支所長の早川正文さんから「旭地区の紹介」として、
・旭地区とはどんなところなのか
・旭地区が抱える課題と希望
・地区の中にある様々な取り組み     についてお話いただきました。

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続いて、豊森実行委員長の澁澤寿一より、
最初のレクチャーとして、豊森なりわい塾が目指すもの、主旨について説明を行います。

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・この50年間で日本は大きく変わった。森で生きるおじいちゃんと今の高校生の違い
・持続可能とは何なのか?豊かさとは何か
・かつての日本の集落から見る自然と共に生きる暮らし

これから1年間、講座を続けていく中で根幹となる内容ですが、
来年の3月まで、塾生とスタッフでじっくりと時間をかけ、地域に学び、
ぞれぞれ自分の生き方、あり方を模索していきたいと思います。



午後からは、まず実際に地域を歩き、見て、地元の方から色々なことを聞くことで
地域の成り立ち、自然条件、田畑や日々の暮らしの様子など
今、私達が何気なく見ている景色がどのように作られているのかについて、
五感で感じてみるを目的に、
フィールドワーク「地元学」を行いました。

塾生は5グループに分かれて、それぞれ旭地区の中の
東萩平町、加塩町、惣田町、伊熊町、旭八幡町に入り、
集落の方に案内をしていただきながら、歩かせていただきました。

各集落の皆様、農繁期でお忙しい中、ご案内いただきありがとうございました!

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2日目午前中は、各グループでフィールドワークの振り返り、まとめ作業です。
今回は、地元学のまとめということで、塾生には
・どのような集落で何を見たのか。何があったのか、自然条件(水、土、風、光)はどうだったか
・集落を見て感じたこと、思ったこと
をまとめる地域マップを作ってもらいました。

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以下、塾生の発表や振り返りより、その様子を抜粋します。

・地元の方たちが土地のことや歴史、山のこと、神様のことにとても詳しくて、自分は自分の育った土地のことをほとんど知らないなと思いました。自分のまちをゆっくり歩いてみようと思います。

・加塩にはたくさんの行事があり、加塩地区の皆さんで全ての行事を作っているそうです。持ち回りとかではなく、みんなでやると言うところに自主性を感じました。加塩神社、庚申堂、毘沙門天堂、稲荷神社、秋葉神社などたくさんの進行によって住民の皆さんが結びついているように見えました。

・伊熊町にて。伊熊神社まで歩きながら、色々な話を伺った。どこの山村も同じであるがやはり人口減少、耕作放棄地の問題がある様子だった。しかし、この地区が良いと思ったのは地域の方々が営農クラブを作り、積極的に地域外から農地借入れを受け入れている点だと思う。これは是非真似してみたいと思った。4期、5期生の田畑も見学させてもらったが、素晴らしい動きだと思った。こういう輪がもっと広がると良い。

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講座の最後は、講師の駒宮博男が、私達が今生きている「現代」、「社会」が
一体どのように構成させているのか、一体どんな世の中に私たちは生きているのか、
「近代」とはどんな時代で、今何に直面しているのか、について
恵那での実践を踏まえつつ、第1回講座の解説レクチャーを行いました。

以上、初回から「濃厚!」という言葉に尽きるぐらい詰め込みに内容でしたが、
塾内で一緒に同じテーマについて考え、語り、時にはお酒も飲みながら、
これからの生き方、地域・社会との関わり方についてみんなで考えていけたらと思います。


P.S.今回の講座の2日目の昼食時に大変嬉しいことがありました!!
豊森第4期生、5期生の方が豊森の食生活をもっと良くしようといういうことで、
「豊森食堂」を開いてくれました!
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今回は、「お試しで軽く用意する」と事前に伺っていたのですが、
蓋を明けてみれば、おにぎりにお味噌汁(味噌玉)、炒めモノに燻製?まである、
とっても豪華な食堂になりました。

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 卒塾した方々が、卒塾後もそれぞれ繋がり、いろんな取り組みをしてくださることは、
とても嬉しく、豊森なりわい塾も8年間続いてきたからこそできた人の繋がりです。
この食堂をきっかけに六期生の方とも繋がり、新しい動きを作っていただければと思います。

色々と準備をしてくださった、第四期生、第五期生の皆さん、どうもありがとうございました!


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