講座報告
2015年3月14日(土)10:00~15:30/2015年3月15日(日)10:00~12:00
築羽農村環境改善センター(築羽会館)
目的/ねらい
1) 「衣」の現状について知り、自給に向けた取り組みについて学ぶ
2) 修了後の塾生同士のつながりを意識して、第四期をしめくくる
   1日目  2日目
午前 レクチャー「日本の産業革命・がら紡」 修了式
午後 ワークショップ「糸紡ぎ体験」
慰労会
なし

1日目:30名(ゲスト:稲垣光威さん)/2日目:53名

 3月15日に、第四期豊森なりわい塾の修了式を行いました。
毎年毎年、一体今年はどんな期になるかな???と楽しみ半分、不安半分なんですが、
無事に第四期、終えることができました。





修了式の前日、会場設営と当時のリハを毎年やっているんですが、 せっかく全員集まったのに何とも勿体ない。
ということで、昨年度に引き続き、オプション講座を行いました。
昨年に引き続き、岡崎市の「有限会社ファナビス」代表の稲垣光威さんを
ゲストにお招きしました。 男性ばかりの第四期ですが、
「衣」がテーマです!! ・・・どうなるんでしょうか。
企画段階ではちょっと心配でした。


午前中、稲垣さんには「日本の産業革命・がら紡」と題し、
稲垣さんが取り組まれている「がら紡」と、
日本、いや世界の綿の現在にいたるまでの歴史的な経過について、
とても丁寧にお話いただきました。

IMG_5434_640.jpg 綿の歴史について・・・
・三河は日本有数の綿栽培地だった(三河木綿)
・開国後、奴隷を使った米南部のプランテーション綿花が日本に流入し、
 日本の綿栽培は壊滅的な打撃を受けた。
・当時の日米貿易、日本の輸出品のトップは絹。輸入品のトップは綿製品。
・安い綿製品はイギリス発の産業革命で始まった
・象徴的なのがイギリスの植民地だったインド。
 インドは綿栽培地であるにもかかわらず、糸を紡ぐことを禁止されていた
 インド独立の父・ガンジーのスローガンは、「非暴力」「国内産品の愛用」「自治」
・現在、日本の綿の自給率は0%。「国産」のタグがある服でも、原料は「外国産」。


ガラ紡について・・・
・「がら紡」は日本で発明された紡績機。明治初期に安曇野の臥雲辰致さんが発明した
・手回し式だったものに水車を付け、三河で産業化された。
・「反毛」という綿のリサイクルが可能なのが特徴で、戦後の物不足時が最後のピークだった
・現在、全国に3?4軒程度しかガラ紡をやっているところはない。




お昼を挟んで午後からは、手を使って綿から糸をつくるワークショップです。
まずは棉の種取り。手でとるのはけっこう指先の力と、コツがいります。
種繰機にみんな大感動でした(笑)

IMG_5447_640.jpgのサムネイル画像

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続いて、唐弓を使った綿打ちで綿をほぐします。

IMG_5451_640.jpg でも、こちらの先生は手でほぐしてしまいました。
みんな唖然・・・

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ほぐした綿から、糸を縒ります。

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手で糸を紡ぐのは、慣れないとなかなか難しいです。

めちゃくちゃ上手に縒る方、途中で切れてうめき声を上げる方、

諦めてぐちゃぐちゃに丸めてしまった方。。。

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そして、またまたこちらの先生はどうしてこんなに器用なんでしょうか。

IMG_5468_640.jpg みんなとってもいい笑顔でした。
そして、いよいよ真打・ミニガラ紡機の登場です。


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というわけで、男性ばかりで「衣」でも、ぜんぜん大丈夫でしたね。
さすが豊森の塾生、さすがは稲垣さんでした。

オプション講座が終わって、夜は豊田市の街中に移動して、大・慰労会です。
一年間の思い出を振り返り、二次会も夜遅くまで大賑わいとなりました。



そして翌日、築羽会館にて修了式です。 雨の予報のはずが、なぜかいい天気!
講座でお世話になった築羽の方々にもお集まりいただき、
修了の報告をさせていただきました。


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何人もの塾生が言っていましたが、
フィールドワークでご協力いただける方々がいらっしゃったので、無事講座を終えることができました。 これからもどうぞよろしくお願いします。


かつてない男女比の中、最初の頃は「一体どうなるかな?」と正直少々心配だったのですが、

途中誰ひとりも欠けることなく、このすがすがしい笑顔で、第四期は無事修了です。

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修了生のみなさま、一年間本当におつかれさまでした。
それぞれの分野でのこれからの活躍、期待しています!!!

旭のみなさま。築羽のみなさま。とりわけ区長さん、町内会長さん。
ヨソモノである豊森を、豊森の塾生を受け入れ、
学びの機会を与えてくださり、本当にありがとうございました。



そして、豊森に関わるすべての皆様。

第五期も、どうぞよろしくお願いいたします。



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