講座報告
2014年1月18日(土)10:00~16:30/2014年1月19日(日)9:50~16:45
1日目:敷島農村環境改善センター敷島会館/2日目:(午前)足助病院、(午後)足助交流館
目的/ねらい
1) 教育とは何か、何を教え、何を学ぶのか、教育の本質を改めて考える。 
教育の歴史を振り返り、地域教育の実態を知る。それを踏まえてこれからの地域教育のあるべき姿と自分の関わりを探る。
2) 地域の医療の歴史を振り返り実態を学ぶ。それを踏まえて、これからの医療のあり方について考える。
3) 地域経済(FEC)の可能性について考える。 
   1日目  2日目
午前 ・映画鑑賞 「奥会津の木地師」
・話題提供 「教育について」
・映画鑑賞 「寝屋子 ?海からうまれた家族?」
病院を活用した街づくりの現場を知る
・足助病院見学
・早川病院長講義「地域医療/福祉について足助病院の取り組みとその背景にあるもの」
午後 ・トークセッション 「教育の実態を知る」
・車座トーク 「自分と教育の関わりについて考える」
・グループワーク「未来の惣田/伊熊/杉本村のために自分たちで何ができるか、どんなお役にたてるか」
・全体まとめ 「地域経済の循環」

資料 教育について.pdf 医療機関を拠点とした地域づくり(2014.1.19)豊森.pdf
階層構造・循環経済.pdf
1日目:31名(ゲスト:宇角佳笑さん、鈴木敏史さん)/2日目:31名

豊森なりわい塾第8回講座を行いました。

今回の講座テーマは「公共サービス(ケア)」 教育、医療・福祉です。

教育や医療・福祉について学び、これからの地域で行う教育・医療・福祉のありかたについて考えました。


 1日目

・先月の森林講座のときに時間がなく観えなかった「奥会津の木地師」を鑑賞しました。

大木切り出し、斧や鉈を器用に使って椀を切り出していくおじいさん、おばあさんの姿は印象深いものでした。

・駒宮さんから、教育について話題提供を頂きました。日本の教育の歴史から、現代教育の様相や問題点を説明き、教育の目的は「自立支援」であるというお話しに共感しました。

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・午前の最後には、映画「寝屋子 ~海から生まれた家族~」を鑑賞しました。寝屋子は三重県の答志島に 今も続く文化で、子供達に民家で集団生活をさせながら地域で教育していく姿を描くドキュメンタリーです。 塾生からは、"昔は地域の関わりがもっとあった"、"地域で見守る大切さを改めて感じた"という感想がありました。

・午後は、教育現場の実態を知るトークセッションを行いました。

ゲストに豊田市green mamanから宇角佳笑さん、恵那市山岡中学校教頭の鈴木敏史さんに加え、澁澤さんには本日は世田谷区教育委員として加わって頂き、それぞれの立場から教育現場についてお話しして頂きました。

学校の現場の戸惑いや、プレーパークのような地域教育の大切さを伝えて頂き、大人が先回りして手を出し過ぎてはいけないことを実感しました。

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・午後の最後は、自分と教育の関わりについて考える車座トークを行いました。

 トークセッションの感想を含めて、子供がいない人、まさに子育て真っ只中な人、すでに子育てを終わった人、塾生一人一人の立場に応じた様々な意見交換ができました。

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本日のトークセッションには地元日下部地区の子育て中のお母さんに来て頂く予定でしたが、急用のため出席できなく なったため、地元色が少々欠けたトークとなったことは残念でした。それでも塾生は、改めて教育について見つめて なんらかの課題と方向性を持って帰ることができたのではないかと思います。

今日は、見学者として、萩原桜子さんと、水野伸吾さんがいらっしゃいました。講座について、萩原さんからは"こんな様々な方と話し合える機会は貴重"と、水野さんからは"いろんな 価値観を話し合いながら考え方を学ぶのはとても楽しい"との感想を頂きました。

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2日目

 ・2日目の午前は医療・福祉がテーマです。足助病院を訪問して、2班に分かれ30分かけて病院見学をさせて頂きました。"通路やホールなどウォーム色の空間、外光の取り込みなどが病院的ではない。"、"落ち着いた 雰囲気で今までの病院のイメージと違った。"、"公共スペースに掲げられているコンセプトがすばらしい。"   などの感想が上がりました。

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 ・午前の後半は早川病院長から「中山間地医療機関を拠点とした地域コミュニティづくり」というタイトルの講義を頂きました。 "病院は地域コミュニティーの場、外来はサロン化する"、"病院はその地域の文化の指標"というコンセプトをもとに、「いきいき生活支援」事業による配食・送迎サービスや、「あすけあいカード」による情報公開などの事例を早川先生の苦労話しを交えながら熱く紹介して頂き、病院という場が地域コミュニティを生む場になっていることの大切さを実感できました。

足助病院の早川病院長、白井様、杉浦様には、日曜日にも関わらず貴重なお時間頂き、また大変参考になる見学とご講義を頂き感謝申し上げます。


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・午後はグループワークを行いました。

  惣田、伊熊、杉本-1、杉本-2の4班に分かれて、"地域のために自分たちで何ができるか、どんなお役に立てるか" にいて話し合い、まとめて、発表を行いました。これまでの講座で取り上げた地域資源や公共サービスについて振り返り、課題を出して、自分たちができる施策を深層から考えるという重いワークショップにしては1時間半というとても短い時間でしたが、各班共、地域のことを想いながら活発に議論して立派な発表が出来ました。今回は、"地域のために"、いうテーマ設定のため自分事という視点が充分ではありませんでしたが、このワークを今度は自分の生き方・暮らし落とし込んで、来月の卒塾レポート「セルフデザインを考える」につながっていくと思います。


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・最後に駒宮さんから全体まとめとして「地域経済の循環」についてレクチャー頂きました。 自給率とおカネの循環の関係、グローバル経済と生存経済の関係、Food/Energy/Care自給の可能性について 解説頂き、雇用の場を作り出す地域経済の可能性について知ることができました。


2日目の午前は、見学者として高山美咲さんに来て頂きました。名古屋で看護師をしている高山さんからは、患者が自分一人で不安を抱え込んでいる場合があるが、足助病院だと、しっかり場がつくられている。こういう病院で働きたい"との感想があり、早川先生からは"すぐにでも来てください!"とのエールがありました。

・2日目の午後は、矢作川流域懇談会の取材があり、丹羽健二さん、太田司さんに来て頂き、塾へのエールと、豊森を恵那でもやりたいという感想を頂きました。


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次の講座は2月15,16日。いよいよ卒塾レポートの発表会です。


講座使用資料 : 

    ・教育について.pdf (421KB)

    ・医療機関を拠点とした地域づくり(2014.1.19)豊森.pdf (1,993KB)

    ・階層構造・循環経済.pdf (2,695KB)


   




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