講座報告
2013年11月9日(土)10:00~17:00/2013年11月10日(日)10:00~16:30
1日目:敷島農村環境改善センター敷島会館/2日目:築羽農村環境改善センター築羽会館
目的/ねらい
1) 旭地区における「食」と「農」の様相がどのように変遷してきたか年配の女性からお話を伺う。また、食と農を取り巻く地域の若者の新しい動きと、その思いを伺う
2) 「食」と「農」を取り巻く現状について理解する
   1日目  2日目
午前 フィールドワークの説明・準備/福蔵寺ご縁市見学 フィールドワークの共有
午後 フィールドワーク「地域における食と農の変遷」/フィールドワークのまとめ レクチャー「食と農を考える」/トークセッション

資料 豊森第3期(食と農).pdf
1日目:39名/2日目:36名(ゲスト:戸田友介さん)

ご報告が遅くなってしまいましたが、
11月9日、10日と第6回講座を行いました。

初日はM-easyの主催する福蔵寺ご縁市が開かれていましたので、
お昼を兼ねてみんなで訪問しました。
おいしい食べ物、楽しい歌、
山里の温かな雰囲気を、大いに楽しませてもらいました。

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塾生の木浦さん、大いに歌う...!
旭出身の木浦さんはご縁市はいつも出店者側ですが、
今回は講座ですので、ちょっとだけの出演です。

 

 

 

 

 

 

午後からのフィールドワークでは、
伊熊、惣田、杉本の3班に分かれて行いました。
・生まれてから今まで、何を食べてきたか。そのうち、自分の家で生産していたもの、買っていたものは何か
・農業のやり方がどのように変わってきたか。
という点をヒアリングしました。

フィールドワークにご協力くださった皆様、
いつも本当にありがとうございます。

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二日目、フィールドワークで得られた情報をまとめて発表しました。
昭和40年前後を境に、百姓からサラリーマンに、
つまり、食べものを地域で自給していた時代から、
お金を稼いで買って暮らす時代になったことにより、
農にかける労力と時間が減ってゆき、
暮らし方、食事の中身も変化していったことがわかりました。

そのような全体的な傾向の中でも、
今でも家によっては、昔の食事とほとんど変わらない家がある、
終戦の食糧難の際に、大変だった家と、
比較的そうでなかった家の違いも見受けられました。

 


続いて、旭在住の若者代表として、
M-easyの戸田友介さんをお招きしました。
2009年に若者10名を連れて旭地区に来てから、今に至る経緯や、
食と農を含めた戸田家の暮らし、戸田さんの人生哲学を語っていただきました。
これまでお話を伺ってきたのは年配の方たちが主だったので、
Iターン・若者代表の戸田さんの話は非常に新鮮であり、
塾生にとっては自分の生き方を考えるうえで、
非常に参考になったのではないかと思います。

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旭の食と農の変遷を押さえたのち、講師の駒宮がまとめのレクチャーを行いました。
よりマクロな視点から、食と農を取り巻く現状把握と問題提起を行いました。

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最後に塾生の二日間の感想を抜粋します。

 

 

 ・「福蔵寺ご縁市」、あのロケーションで、あの規模であれだけの大勢の人たち、
特に若い人や子どもが多かったことに驚いた。
どこに秘密があるのか大変興味がわいた。
これからの里山再生のヒントがあるに違いないと思う。

 

・「入ってきた若者に、どんな仕事があるんですか?」という質問に、
「入ってきた人には絶対に役割がある」と言われていたのが印象に残りました。
自分も旭に入っていく時には、漠然と「やれることをやっていこう」という思いがあり、
それが何か「かせぎ」につながっていくのではないか...という気がしています。
戸田さんの話の中には、これからの自分にかかわっていく
エッセンスがちらばっていたので、大変ためになりました。

 

・いざ自分がそっち側に行くことにまだ躊躇しており、
先の見えないところへ進んでいく不安は正直あります。
けれども、それは今の生活を続けていくことについても同じで、
同じ見えないならば、思い切って踏み出すのもありじゃないかと感じ、
いかに自分が受身で生きてきたかということに気づきました。

 

次回は、「森林」「エネルギー」を切り口に、
地域の現状と課題を学び、その先の未来を展望します。



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